アニメ視聴リスト 2025 冬

今見ているアニメの視聴リストは以下の感じです。

  1. Übel Blatt
  2. グリザイア ファントム・トリガー
  3. 薬屋のひとりごと Season 2
  4. Medalist
  5. Unnamed Memory Act.2
  6. 全修。
  7. RINGING FATE
  8. 戦隊レッド 異世界で冒険者になる

ユーベルブラットは以前から楽しみにしていました、見ている感じだと、二人目くらいまでは行きそうかという感じに見えます。とはいえ、ユーベルブラットってそのあとが重要なんだよな。

グリザイア ファントム・トリガーは個別記事も書いているので、参考にしてください。薬屋のひとりごとは前期から引き続きですね。Medalistは珍しい、フィギュアスケートがメインの作品ですね。多分、知られている範囲ではあとは銀盤カレイドスコープでしょうか。まあ、銀盤カレイドスコープは散々な評価でしたが。Unnamed MemoryもAct.1から引き続きです。戦隊レッドはばかばかしいくらいに戦隊レッドですね。

アニメ『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』の作画崩壊が引き起こす影響とは?ファンの反応と業界の現状

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』というアニメが悪い意味で話題になっていますね。特にヒロイン陣が横に並んで踊るシーンがあるオープニングが完全に悪い意味で話題になっています。ちょっと、オープニングだけ見てみたのですが、これは暗黒太極拳並みですね。暗黒太極拳とはかつて、『センチメンタルグラフィティ』という自称 恋愛シミュレーションゲームの正式版のオープニングがその悪名を轟かせました。
そして、この状況下で『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』の作者が、Xの投稿で、不気味な発言をして話題になっています。

まあ、これは、『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』が基盤になっているので、分析としては厳しい、要は偶然性を排除することが出来ないですが、『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』の著者の二丸修一氏の主張としては、「通常アニメ後は初版部数が減りますが、作画崩壊した作品はそんなものと比較にならないほどの減ります。」という主張になります。

とはいえ、この辺は変数が多すぎて、それだけで判断するのは危険だろうと思います。従って、何が起きてどうつながっていったのか、積み重ねていかないと何とも言えないなと思います。複数の証言や結果を分析していったと言ってはいますが、ソースをたどれないため何とも言えない。要は偽相関などを排除するための材料が足りない状態ですから。

偽相関というのは、因果と相関を取り違える典型例として知られています。つまり、2つの事象があったとして、その二つの背後に共通の要因がある場合、その二つの要素に因果があるかの如く誤謬するというものです。例えば、身長と年収という二つのデータがあるとし、それぞれは共通するIDで結びつけられるものとします。そして、低身長は低年収という推論を出してしまったとします。しかし、その背後に女性という要素があるならば、それは性別の賃金格差という社会問題を表すものでしかなく、身長と年収には何の因果関係もありません。このようにデータの見方には難しさがあります。

もっとも、私は理由のない作画崩壊はあまりないと思っています。概ね、何かが起きるときにはそこには何らかの原因が横たわっています。それが部数減につながらないということもまた、言えません。例えば、よく問題のあるクォリティで知られる、EX-ARMなどは明らかに過少な予算、実績のないチームという要素があります。そして、知られているようにEX-ARMは理由は不明ですが、結局、原作の打ち切りにまでつながっています。

特に、現状、アニメの制作が一種の傭兵部隊頼みになっている。つまり、プロダクションは常時、人材を抱えず、プロジェクト見合いでチームを編成するため、プロダクションの名前が必ずしも品質に直結しないという問題があります。実際、『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』は動画工房という名を知られたプロダクションですが、そのアウトプット品質が期待を大きく下回ったことで知られています。

つまり、プロダクション名は一種の座組とかを含めて、それにかかわるつながりを多少なりとも表している程度の保証でしかないという感じになっています。従って、高名なプロダクションでもコケるときにはコケるという危うさがあります。

ただ、現状を見ていると、『黒岩メダカに私の可愛いが通じない』は確かに危ういですね。どうなることやら。

『全修』2話までの視聴レビュー:成功しきれていない理由とは?

新作のMAPPAのオリジナル作品、全修を見ています。現在まで、2話まで見ています。基本的には、初監督で舞い上がっている女性アニメクリエイターが異世界に転移してという話ですね。肝は異世界転移系でキーになりがちな、チートスキルですね。この作品の場合、アニメの演出家というところから、全修、すべてをリテイクというのがキーになっています。

また、特徴としては、事前のプレゼンとして、異世界転移を逆手にとって、いわゆるお仕事アニメと誤認させるようなプレゼンがなされていました。現代のシーンとかをいくつかつなぎ合わせて、そのようにミスリードさせる展開のPVにしていました。とはいえ、現在、投票は119人で、5段階評価で3点台とちょっと低迷している感じです。

さて、なぜ、成功しきれていないのかを考えます。一つのポイントはこの作品の場合、架空世界に入り込んでしまう形ですが、その世界が一種の劇中劇であり、その世界がいかにワークするかがポイントであると思います。『滅びゆく物語』というタイトルがついている作品として描かれていますが、これがワークするかです。この作品は世間では駄作評価だが主人公は好き。一種のカルト的ということです。

問題は、この劇中劇がワークしていないということです。いわゆる鬱展開でということですが、ルーク、ユニオ、メメルン、QJとなっていますが、これと鬱展開というのがいまいちかみ合っていないように見受けられます。ベルセルクとかみたいに、リアリスティックなファンタジーに全振りしていないと厳しくないかと思いました。妙にコミカルなキャラクターもいるのでかみ合ってないというか。

また、近作品の売りは、オールリテイクでナツ子がリテイクをかけるところですが、1話が多分、ナウシカの巨神兵、2話がマクロスの板野サーカスと過去の名作のリワインドになっているところですね。チョイス的にも妙に加齢臭があるというか、どの世代がアイディア出しをしているのかわかってしまうところがあります。結果的にB級テイストになっています。

劇中劇、作家による介入という点では、過去にRe:CREATORSという作品がありますが、この作品の場合には劇中劇も良く練られていたように思いますし。元ネタが露出しすぎて、B級テイストが露呈するような形は避けていたと思います。ナツ子の代表作とされている、スケバン魔法少女暗黒学園も正直、うーん、ちょっときつくないですか? 単純に言うと、Re;CREATORSの劇中劇は特に主要登場人物のセレジアの出身作品『精霊機想曲フォーゲルシュバリエ』なんかは見てみたいなという感がありました。しかし、『スケバン魔法少女暗黒学園』も『滅びゆく物語』もあまり魅力がないです。

多分、チートスキルの「全修」はペンは剣よりも強しというのを可視化したかったと推定しますが、現実にはペンは剣よりも弱しです。新聞とかが武力で踏みつぶされていった例は少なからずあります。ただ、ペンは剣よりも強いのは時間を味方につけられることです。武力による強者を誇っても永続させるのは困難です。しかし、ペンという不死の王は時間を超越することができます。ただ、それをチートスキルに仮託するのは困難ですね。また、結局、チートスキル発動で悲劇の回避というのがワンパターンすぎ丸ごと飽きられかねないです。

というか、この種の創作行為が現実には『夢戦士ウィングマン』という名作があり、逆に主人公から介入することでというところでは『デスノート』があります。特に『デスノート』は誰にでも名前さえわかれば理不尽な死を強制できるという作品です。そういった中で、作品のキーをどこに持っていくかは重要です。それが、どうもうまくかみ合っておらず、ふーんという印象を受けました。

特に、主人公の立ち位置の不在が変に見えました。まず、この種の異世界作品は異世界転移と異世界転生の二つが考えられます。異世界転生は主人公は既に死亡しているので元の世界へ帰還する方法がないのが特徴です。従って、転生先の世界で生きていくです。逆に転移は帰還方法があります。

異世界転生の代表的な作品としては、『無職転生』があります。この作品では異世界転生に見られるポイントが出そろっています。つまり、元の世界では満たされていない、後悔、やり直しです。従って、今までの人生に悔いがあり、人生をやり直すのが主題です。逆に転移は期間が前提ですから、一種のモラトリアム的要素などを含みます。従って、再発見などがポイントになるでしょう。

その視点でも、『全修』は何がポイントでしょう。そもそも、この主人公は鬱展開と言われる『滅びゆく物語』を愛しているわけですが、それを都合のいい展開で修正してしまえば作品性がぶち壊れてしまうわけですが。結果、何処が核なのかさっぱりわからなくなっています。要は何をしたいのか全く分からない。

特にチートスキルには制限として、なぜか同じような作品にしてはいけないというよくわからない制約が設けられていますが、これもあまりワークしていないと思われます。この種の設定は描きたい物語を作るために作られたときに機能しますが、それを考えないとよくわからないになります。

結論として、現状、凡作の域を出ていないというのがファーストルックになります。特に、劇中劇とその作品性がうまく調和していない、キャラクター、ストーリーテリングこの辺がブレているというのが致命的と思われました。

グリザイア: ファントム・トリガー #1~3 マザーズクレイドル

グリザイア: ファントム・トリガーは1~3話がゲームのVol. 4 相当と思います。基本的には、今回から登場の仙石大雅と鯨瀬・クリスティナ・桜子、特に鯨瀬がメインですね。鯨瀬の過去とそこからという感じでしょうか、そして、鯨瀬と大雅という感じですね。鯨瀬は爆弾とコンピュータには明るいが、直接の戦闘はマインドセット的につらい子ですね。その辺は良くも悪くも考えないレナやマキの方が強い。まあ、考えながらも冷徹にできるトーカの方が怖いですけどね。

基本的な話の構造としては、TFAによる、私立北丘大学襲撃が発生し、大雅が巻き込まれてしまうという格好です。また、その中で仙石家のごたごたが描かれる格好です。「タイガに死なれては困る派閥」と「タイガに死んで欲しい派閥」がグダグダやり、SORDもすぐには身動きができない状況。結局、A組は独断で突入を決行した形です。

基本的に、レナとマキは前々作での負傷から復帰しているので、突入はレナ、マキ、ムラサキ、ハルトって感じですね。トーカとグミはスナイピングで支援という形です。その意味では、前作でムラサキがスポッターをやっていたのはやや特殊だったかなと。まあ、レナとマキが負傷で動けなかったししかたないといえばしかたないですが。

TVシリーズ的には顔見せ的な意味もあるでしょうし、A組での標準的な戦闘として考えればいいチョイスになったかなと思います。恐らく、原作から大幅にいじるのは考えてないでしょうし、前作の方がやや変則でしたからね。とはいえ、基本は極限状態での鯨瀬と大雅がメインでしょうね。

基本的にはTFAの襲撃者は制圧、核攻撃も中止でという感じですね。ただ、作中を見る限り、背後関係は分からずという感じですね。次エピソードは予告を見る限りでは順当に、Vol. 5と思います。恐らく、4話から最短で5話くらいまででしょうね。

考察ポイントとしては、鯨瀬は爆弾とコンピュータには精通していますが、一方で直接敵を射殺することに関しては忌避感のある子です。その意味では、基本的にはまっとうな感覚と言えます。というか、この年代で平気で殺害をできる方が異常なわけですから。とはいえ、今回は、状況と大雅を護るというところで戦ってもいました。

ただ、基本的には鯨瀬は敵を爆殺することはできても、基本的には誰かを護ることに向いているパーソナリティです。その意味ではA組の中では唯一と言っていいほどの社会不適合者ではないとも言えます。まあ、他のメンバーも切り替えはできるでしょうが。

大雅はその意味では、スキルセットは一番弱いです。そして、それ故に背伸びをしていたところがあります。しかし、彼女が言っているようにオーバースピードで人生を駆ける意味はありません。むしろ、それを強いる環境があるとすれば、それは間違っている可能性が高いと言えます。その意味では、無理に背伸びをすることをやめたのが、大雅の成長でしょう。

今パートでのポイントとしては、鯨瀬の銃への無頓着っぷりでしょうね。製造工場のミスでスライド部分にセレーションが施されていない軽微な欠陥品ですが、構わず使っているようです。これが、トーカならあり得ないでしょう。スナイパーにとって銃の特に命中精度は最重要ですから。まあ、スライド部分にセレーションが施されていない程度なら、とはいえ、セレーションは滑り止めやサイティング時の光の反射の防止の意味がありますから、まあ、レナとかでもあり得ないところでしょうね。

グリザイア ファントム・トリガーはTom Clancy’s Rainbow Six?Noirとの違いを探る

『グリザイア ファントム・トリガー』と『Noir』を見比べると、多くの興味深い違いが見えてきます。まず、『グリザイア ファントム・トリガー』は軍隊的であり、強いて言うと『 Tom Clacy’s Rainbow Six』に似ています。基本的にキャラクターごとにポジションが決まっており、その立ち位置に応じて戦闘スタイルも異なります。

キャラクターの役割とレンジ

  • レナ: シューター (拳銃使い)、レンジは基本的に中・近距離
  • トーカ: マークスマン (中距離スナイパー)、レンジは遠・中距離
  • ムラサキ: ニンジャ、レンジは至近距離

それぞれのキャラクターが持つ特定の役割に基づき、戦闘が展開されます。

Noirとの対比

『Noir』は基本的には殺し屋の物語であり、殺害手段には特に固定されたものはありません。実際、第一話でも霧香はネクタイを使って絞殺するシーンがあります。事前に計画は立てますが、その場の状況に応じて即興的に最適な手段を選びます。

戦術と指揮

『ファントム・トリガー』は、いわゆる対テロ特殊部隊のスタイルを持ち、事前に作戦計画を立て、各キャラクターはそのスキルに応じたレンジで戦闘を行います。指揮官であるハルトは現場と作戦のズレを調整し、クリスは衛生工兵科であり、主計や情報担当を兼任するため、実は最も多くの負荷がかかっています。

さらに重要なのは、Noirのような殺し屋は違法であり、対立組織や司法当局に常に追われている点です。そのため、作戦が終わればリラックスできる特殊部隊とは異なり、生活全てに一定以上のストレスがかかります。彼女らは非常に強靭なマインドセットを持っています。夕叢霧香の場合、記憶がないために振り返るものがないという点では特殊ですが。

『ファントム・トリガー THE ANIMATION』1話で出てきた「狂犬のレナ突入します」というセリフは、『Rainbow Six』で有名なセリフ「Alpha Go」と同様に、扉を破るなどして敵陣へ突入するシーンを想起させます。

物語の焦点と構成

『ファントム・トリガー』は、各エピソードで異なるキャラクターに焦点を当て、その過去を掘り下げながらメインクエストに繋げていく形式です。一方、『Noir』は自己探求と復讐の物語であり、一貫してそのテーマからブレることがありません。霧香とミレーユの絆を構築していく過程が描かれています。

『ファントム・トリガー』が基軸とするのは、軍事的な行動に示されるリアリティであり、一種のゲーム性です。しかし、『Noir』のそれはOPの直後に入る「Noir、其はいにしえよりのさだめの名、死を司る二人の処女おとめ、黒き御手は嬰児みどりごの安らかなるを守りたまふ」この言葉の通り、隠された神秘、隠された二人の宿命です。

総評

『ファントム・トリガー』はゲーム的な要素が強く、そのスタイルを愛する者に向けた作品です。『Noir』は映画的な作品であり、そのタイトルもフィルムノワールから取られています。それぞれのカラーは選択により異なりますが、どちらも魅力的な作品と言えるでしょう。

オリジナルのゲームについて書かれた感想を読んだ感じで書いてみました。

復讐と自己探求の旅 – Noirが与えるインスピレーションと他作品との比較

グリザイア ファントム・トリガーを見てたら、唐突にNoirが見たくなりました。

少女、殺し屋、ガンアクションの先駆け

多分、少女、殺し屋、ガンアクションというのをまとまった形で出てきたのはこの辺からだと思います。勿論、80年代のOVAは美少女、アクションを軸にしたのが多いですが、基本的にはSFという体裁だったように思います。違うとすれば、園田健一のテイストが色濃く出たライディング・ビーンでしょうね。

Noirの基本テーマ:復讐と自己探求

Noirの基本は、復讐と自己探求です。記憶のない少女 夕叢霧香、復讐に生きる少女 ミレイユ・ブーケが基軸です。そもそも、ミレイユ・ブーケは第一話で夕叢霧香に素性を知っているものを生かしておくわけにはいかないと、すべてが分かった時には霧香を殺すことを宣告しており、最初から緊張感を孕んでいます、物語の進行とともに二人の距離が近づいていくのが物語の基本です。

夕叢霧香のキャラクター分析

夕叢霧香は殺人の罪悪感が欠落した少女で、過去の記憶はなく、家族も偽物、学生証も偽造、あらゆる身元が消去された少女です。その意味では、後年のガンスリンガーガールに一番近しいと思います。しかし、ノワールという言葉の意味、ソルダ、真のノワールという作品に秘められた謎が開かれていく、これが多分、後発の作品との最大の差異となっていると思います。

二人のキャラクター像

夕叢霧香は第一話から、動きのキレはよいですが、必要以上の動作、必要以上の言動をしない静のイメージが付きまといます。たいして、ミレーユ・ブーケはやや言動も多く、動きも無駄を含めて多いです。結果的に静と動、暗と明という対比が構築されています。これは、複数のキャラクターを立てて、ヒットする属性をという昨今のキャラクター造形とは異なります。

最終的な解放と新たな始まり

そして、二人は最終的に、自分たちを縛っていたすべての宿痾を断ち切って歩き始める。この辺の流れも実にいいですね。

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振り返り: MFゴースト シーズン2

12月終了のMFゴースト、一応見終わりました。シーズン3の告知がされている以上、一応でしかありませんが。

安心して見られる物語

今回のシーズンが始まる前からでしたが、安心して見ていられる作品でした。コミックの原作があるからというのはありますが、物語で描きたいものがハッキリしているので、見るべき点が明らかであるからですね。シーズン1は時期的にOvertakeと並走でしたが、Overtakeも好きだったですね。

カナタ強い

やはり、カナタが強い、異次元のモノです。異次元というか別次元ですね。一人だけ別のところで走っている感じです。それでいて、俺TSUEEというか俺以外みんなYOWEEにならないのは良いですね。無駄なキャラクターがなく、きちんとキャラクターがワークしているのはいいものです。

無駄なキャラクター、無駄なストーリーが散見される作品ほど、つまらぬものはないですからね。

MFGのルールに込められたもの

この作品の肝はMFGのルールですね。作品スタートの時点ではリッチマンズレギュレーションと言われている通り、お金をかけて馬力のあるヨーロッパ車が有利でありというところです。それを低馬力で打ち破っていくところに爽快感があるわけです。

面白い物語の条件

単純に言えば、最初から特定の人物に有利であり、予定調和的に勝利していく話ほどつまらないものはないです。あー、なんかそういう作品ありましたね、機動戦士なんとかオルフェンズとかそういうの。

そういう意味では、条件設定として、主人公に不利だと思われている条件で、実はという感じでひっくり返していくストーリーはやはり普通に面白いのです。

ファーストルック:グリザイア ファントム・トリガー 2025年1月スタート

2025年1月から、グリザイア ファントム・トリガーがTVで放送されるので、グリザイアの果実、グリザイアの幻想、グリザイアの楽園、グリザイア ファントム・トリガー THE ANIMATION、グリザイア ファントム・トリガー THE ANIMATION STARGAZERを一気に見た。

シリーズの魅力と本作の位置づけ

『グリザイア』シリーズは、基本的に少女たちのガンアクションや殺し屋の生活を描いており、『ガンスリンガーガール』を連想させる部分もあります。しかし、感情を圧殺された殺し屋像ではなく、日常で泣き笑いする等身大の少女たちの姿が描かれている点が特徴です。

『グリザイアの楽園』と比較すると、『ファントム・トリガー』はやや古風なガンアクションを感じさせますが、感情を持つ少女たちが活躍する点は共通しています。特に重い過去を背負っているキャラクターたちは感情を消去されておらず、その人間らしさが物語の深みを増しています。

90年代のOVA風味と現代の再生産

『ファントム・トリガー』は一部の層に向けて特化された作品であり、90年代のOVAのノリを感じさせます。それは『魔法少女リリカルなのは』のように、2000年代に入っても再生産され続ける要素を持っています。こうした要素が、新旧ファンを引き付ける魅力の一つとなっています。

想定される展開と構成

今作は原作ゲームのエピソード4以降をアニメ化する予定であり、Ep1~3はすでにアニメ化されています。メインクエストはEp6~8にかけて展開されることが予想されるため、全13話のクールで前半にEp4、5、5.5を、後半にメインクエストを配する形になるでしょう。この構成により、視聴者は安心して物語の進行を見守ることができるでしょう。

この辺はルート分岐のあるものではないので、ある程度、想定できる。その意味では、想定を超える事はないかなと思う。恐らく、想定を超えて変なリスクを取るより、想定された着地を優先すると思う。

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AnimelogのFediverse設定ガイド

このBLOGはFediverseと連携しているので、Fediverseからは @admin@animelog.grayrecord.com として参照可能です。現在、Blueskyからのフォロールートを整備中です。設定はしてあるので確認中というステータスになります。なお、整備の進捗で随時更新予定です。

2024/7-9月期終了アニメアンケート (第74回)

2024秋調査(2024/7-9月期、終了アニメ、61+1作品) 第74回

01,義妹生活,x
02,現代誤訳,x
03,異世界失格,x
04,ザ・ファブル,x
05,ラーメン赤猫,x

06,疑似ハーレム,x
07,菜なれ花なれ,x
08,真夜中ぱんチ,x
09,闇芝居 十三期,x
10,エグミレガシー,x

11,小市民シリーズ,x
12,推しの子 第2期,x
13,逃げ上手の若君,x
14,SHY 東京奪還編,x
15,グレンダイザーU,D

16,先輩はおとこのこ,x
17,天穂のサクナヒメ,x
18,烏は主を選ばない,x
19,下の階には澪がいる,x
20,僕の妻は感情がない,x

21,夜桜さんちの大作戦,x
22,黄昏アウトフォーカス,x
23,杖と剣のウィストリア,S
24,ダンジョンの中のひと,x
25,サスとテナ シーズン5,x

26,負けヒロインが多すぎる!,x
27,シャドウバースF アーク編,x
28,女神のカフェテラス 第2期,x
29,貼りまわれ! こいぬ 第2期,x
30,モブから始まる探索英雄譚,x

31,キン肉マン 完璧超人始祖編,x
32,しかのこのこのここしたんたん,x
33,僕のヒーローアカデミア 第7期,x
34,魔導具師ダリヤはうつむかない,x
35,トランスフォーマー アーススパーク,x

36,かつて魔法少女と悪は敵対していた。,x
37,なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?,C
38,狼と香辛料 merchant meets the wise wolf,x
39,異世界ゆるり紀行 子育てしながら冒険者します,x
40,俺は全てを【パリイ】する 逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい,x

41,ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで,x
42,新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。,x
43,VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた,x
44,時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん,x
45,カードファイト!! ヴァンガード Divinez 2,x

46,NieR:Automata Ver1.1a (第2クール),x
47,転生したらスライムだった件 第3期,x
48,魔王軍最強の魔術師は人間だった,x
49,神之塔 Tower of God 王子の帰還,x
50,異世界スーサイド・スクワッド,x

51,エルフさんは痩せられない。,x
52,0歳児スタートダッシュ物語,x
53,この世界は不完全すぎる,x
54,恋は双子で割り切れない,x
55,ATRI My Dear Moments,x

56,(全8話) よあそびぐらしっ!,x
57,(7月終了) 魔王学院の不適合者II 2ndクール,x
58,(ネット配信)〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン,x
59,(ネット配信 7月終了) じゃんたま カン!!,x
60,(地上波初放送) NINJA KAMUI,x

61,囀り響く金糸雀の羽,x

参考調査

t1,(参考調査) ばいばい、アース,x

グレンダイザーUは個々の要素は悪くもないのだが、とにかく、時間不足で何をやりたいのかわからなかった印象。多分、1クール13話という枠が既にやりたいこととマッチしてない気がする。杖と剣のウィストリア対照的に、物語でやるべきこと、やらなければいけないことのフォーカスがあっていたと思います。恐らく、ざざっと見た感じでも今期最優の一角だと思いました。狼と香辛料はもう少し、ゆったりと見てから、評価を出したいと思っています。

残念なのは、『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』、原作は全部読んだので、話の構造は悪くないし、とにかく、予算その他すべてが足りてないって感じです。これではできるものも出来ないなと思います。実際、同じ作者の『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』が今期、万策尽きて途中で延期になってますし。原作を無駄にするのはやめていただきたいなと思います。