『グリザイア ファントム・トリガー』と『グリザイアの果実』の違いと共通点

『グリザイア ファントム・トリガー』と『グリザイアの果実』の関係を探しているクエリーがあったので書いてみます。まず、前提として『グリザイア ファントム・トリガー』は『グリザイアの果実』の後になります。

従って、起きていることとしては

  • 私立美浜学園のヒロインと風見雄二、風見一姫は南国へ逃亡
  • 日本の私立美浜学園校舎は廃校状態

と考えていいです、アニメのエピローグの状態から風見雄二はCIRSへの復帰は拒否、引退。そういう流れだろうと思います。

一方で、風見雄二奪還作戦で、入巣蒔菜にスナイパーライフルを用立てた山本は屋号として、山本イヅミに引き継がれている。そして、日本の私立美浜学園校舎はCIRSのSORDを育成するための施設として、私立美浜学園の名前で使われている。蒔菜ルートの流れとすれば、もしかすると、V-9029として、入巣蒔菜が活動しているかもしれないといったところでしょう。風見雄二は伝説として語られるというところでしょう。

逆に仙石家関係はグリザイアの果実では全く出てきていませんから、この辺は新規ということになろうかと思います。基本的にアニメしかみていないので、ゲーム 『グリザイア ファントム・トリガー』で幕間などで語られた内容は知りません。

タナトスシステムはオリジナルの風見一姫の逃亡、その後の騒動で最初の世代のシステムは瓦解、第二世代は人間ではなく、菌を利用したものとなった、本体である人工衛星はエリンギに近い形状をしているが、ヒューマンインターフェイスは風見一姫の姿のままといったところですね。あと、本人(本菌?)はキノコ呼ばわりされると不機嫌になるようですね。

グリザイア ファントム・トリガー』から『グリザイアの果実』の間で継続して出てきている人物はいないので、基本的には伝説的に語られるところ以外は話題になりません。強いて言うと第二世代のタナトスシステムもヒューマンインターフェイスは風見一姫の姿のため、風見一姫は出てきているように見えるくらいでしょうか。

ファーストルック:グリザイア ファントム・トリガー 2025年1月スタート

2025年1月から、グリザイア ファントム・トリガーがTVで放送されるので、グリザイアの果実、グリザイアの幻想、グリザイアの楽園、グリザイア ファントム・トリガー THE ANIMATION、グリザイア ファントム・トリガー THE ANIMATION STARGAZERを一気に見た。

シリーズの魅力と本作の位置づけ

『グリザイア』シリーズは、基本的に少女たちのガンアクションや殺し屋の生活を描いており、『ガンスリンガーガール』を連想させる部分もあります。しかし、感情を圧殺された殺し屋像ではなく、日常で泣き笑いする等身大の少女たちの姿が描かれている点が特徴です。

『グリザイアの楽園』と比較すると、『ファントム・トリガー』はやや古風なガンアクションを感じさせますが、感情を持つ少女たちが活躍する点は共通しています。特に重い過去を背負っているキャラクターたちは感情を消去されておらず、その人間らしさが物語の深みを増しています。

90年代のOVA風味と現代の再生産

『ファントム・トリガー』は一部の層に向けて特化された作品であり、90年代のOVAのノリを感じさせます。それは『魔法少女リリカルなのは』のように、2000年代に入っても再生産され続ける要素を持っています。こうした要素が、新旧ファンを引き付ける魅力の一つとなっています。

想定される展開と構成

今作は原作ゲームのエピソード4以降をアニメ化する予定であり、Ep1~3はすでにアニメ化されています。メインクエストはEp6~8にかけて展開されることが予想されるため、全13話のクールで前半にEp4、5、5.5を、後半にメインクエストを配する形になるでしょう。この構成により、視聴者は安心して物語の進行を見守ることができるでしょう。

この辺はルート分岐のあるものではないので、ある程度、想定できる。その意味では、想定を超える事はないかなと思う。恐らく、想定を超えて変なリスクを取るより、想定された着地を優先すると思う。

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